食べてつくるリズム
2009年 04月 06日
3月31日に書いていて、アップするのを忘れていたこと。
3月31日 中島佑太の覚え書き。
0から1へ研究所は2日目を終えました。
中日新聞社さんに取材して頂き、初めて一般のお客さんがやってきました。
メディアの宣伝効果はものすごいですね。
0から1へ研究所では、各参加作家が動き始めました。
まさに0が1になる瞬間が、ポコポコと現れ始めた気がします。
ちょっとした言葉や、些細なアイデアが、浮かんでは消え、浮かんではまた消えて行きます。よく見るとそれらは、川からふ化する陽炎のように、実は外に出てきているのだけど、うまく見えないだけだったりします。
今回のアーティストインレジデンスでは、制作場は分けることが出来ますが、アーティスト同士で寝食を共にしなければなりません。汚れた服を洗濯し(衣)、同じ釜の飯を食い(食)、同じ家で寝泊まりをする(住)。
アートを音楽に例えるならば、新しいイメージとは衣食住というまさに生活の基礎的なリズムをベースに奏でられたメロディーなのではないでしょうか。
どんなに新しく今までなかったメロディーや、奇想天外な音も、ベースとなるリズムがしっかりしていないと、それはただの雑音になってしまいます。一見不揃いに見える作家の集まりから生まれ出てくるそれぞれのイメージは、寝食を共にすることによって、新しいアートを生むのではないだろうかと、期待し始めました。
by 0kara1he
| 2009-04-06 00:05
| 研究日誌/dairy